かつらの装着種類
*アートリイドでは下記の装着が可能ですが、メーカーによっては限定される場合がございますので事前にご確認が必要です。
接着剤式 | |
特徴
専用接着剤をかつらベースの裏面(部分〜全面)に塗って装着する方法です(予め地肌側に接着剤を塗ってから装着する場合もあります)。接着剤の種類や塗る量・範囲によって固着力が変わります。また、一度かつらを外しても再接着するタイプもあります。防水型接着剤が人気です。 |
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メリット
編込み式、ピン留め式よりもベースサイズを小さくできるので価格を抑えることができます(各メーカーの見積もり方法によってはそうではない場合があります)。接着剤の種類によっては、かなり強い固着力を発揮するものもございます。特に薄型ベースへ塗った場合、水泳を始めスポーツ全般で安心の装着安定性を発揮します。
デメリット ほとんどの場合、剥がすときにはリムーバ(クリーナー)などの除去剤が必要になることです。ベースに附着した接着剤を落とすのに手間がかかります。また、誤ってかつらの毛に付けてしまうと、その度にリムーバーで落とし、シャンプーをしなければいけません。頭皮が弱い方は合わない場合もあります。 |
テープ式 | |
特徴
かつらベースの裏面(部分〜全体)に、適当な大きさにカットした両面テープを貼り、頭皮に装着する方法です。テープの貼る位置や大きさ、貼る箇所の多さにより安定感が変わります。また、一度外した後、テープを貼り替えなくても再度装着ができ、繰り返し使用できる特殊なものもあります。 |
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メリット
編込み式、ピン留め式よりもベースサイズを小さくできるので価格を抑えることができます(各メーカーの見積もり方法によってはそうではない場合があります)。また、接着剤式と同様に地肌と密着するので装着感はほとんどありません。一度外したら接着力がなくなるものから毎日着脱しても数週間使用できる再接着タイプ、更に半月〜1ヶ月間の連続装着ができるものもあります。
デメリット 数ヶ月毎にテープを購入しなければいけないため、その分のコストがかかることや数週間テープを貼り付けていた場合は、リムーバー(クリーナー)などの除去剤が必要になることです。また、テープ貼り替えの手間に慣れる必要があります。 |
ピン留め式 | |
特徴
かつらベース裏面にあるピン金具に自毛を挟んで固定する方法です。ピンが破損しない限り取り換える必要がないので経済的な装着方法になります。主にネットベース全般や厚みがあるタイプのスキンベースに使用する方法で、極薄スキンベースには不向きです。 |
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メリット
着脱が容易で、破損しなければ交換の必要もなく経済的なところです。
デメリット ピン金具を使用した場合、常に同じところの自毛を挟んで留めるため使用期間の経過と共に脱毛する恐れがあります。ピン金具で挟む自毛が抜け落ちてしまうと、装着できなくなるため、かつら自体はまだ使用可能な状態でもサイズを大きくして作り直さないといけないことがあります。対策として、ピン金具(ベース裏面に縫い付け式、又は接着付け式)はベースから取り外せますので、半年毎(期間は個人差あり)に他の位置に取り付け直してピン金具による脱毛を防ぎましょう。また、基本的には固着力重視ではないのでスポーツにはあまり向きません。更に、空港によっては金属探知機に反応するケースもあります。MRIにも使用できません。 |
編み込み式 | |
特徴
かつらベースの外周を自毛でポイント式に十数カ所編込んで(結んで)留めていく方法や、予め、頭部に自毛で編込み土台を作り、ネットベースの外周をその土台に糸でくくり付けていく(かがっていく)方法などです。この装着方法は極薄ベースには不向きですので標準的な厚さのネットベースを用いての装着方法です。 |
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メリット
ご自身で、取り外しや装着を行わなくて良いことや、3週間〜4週間の連続装着が可能なことです。装着したままシャンプーも可能で、装着自体が強力なので引っ張られても簡単に外れることはないでしょう。
デメリット 外したくても外せないことや、編込みが緩んできても自分では装着直しができないことです。また、この装着を数年間続けると、編込み部分の自毛が脱毛していく場合もあります。施術のたびに同じ自毛で編込まなくてもいいようにサイズの違うベースをスペアとして所有すれば脱毛の心配はあまりないでしょう。他には、通いの際にかかる自毛カットなどの技術料金に編込み料金がプラスになることや、装着したままシャンプーしますので地肌が洗いにくいことです。また、シャンプー後は地肌が乾きにくいので雑菌が繁殖しやすいなどです。 |